バンコクでも日本人の居住率が最も高いといえるトンロー。そのトンローのメインストリートといえばスクンビットソイ55です。この通りを軸にして多くのソイが左右に分かれ、地元タイ人にとってはトレンドの発信地として一目置かれるトンローという町を形成しています。日本食のお店や複合施設の多いスクンビットソイ55についてご紹介いたします。
スクンビットソイ55の位置
BTSトンロー駅から北に伸びる上り下りともに3車線の広い通りで、センセープ運河を越えるとペチャブリー通りに突き当たります。通り沿いは途切れることなくオフィスビルや不動産、そして複合施設に商店が並ぶスクンビットでも大変にぎやかな通りの一つです。
交通量は非常に多く、特に朝夕は渋滞するため車を利用する場合は時間に余裕を持った移動が必要です。
スクンビットソイ55にある複合施設
スクンビットソイ55には飲食を中心とした複合施設が多くあります。それぞれ個性があり、好みやシチュエーションによって利用できるため、わざわざ他の町へ行かなくても事足りてしまうでしょう。
エイトトンロー
トンローのランドマーク的な存在のエイトトンローは、現代的な外観の複合施設で、飲食のレストランからアパレルにエステ、そして24時間営業のスーパーが入居しており、敷地内にはパン パシフィック サービス スイーツ バンコクや、エイト トンロー レジデンスがあり、賃貸物件としても利用されています。
高級感のある店舗イメージで飲食ではカフェタイムからディナーまで利用され、美容・ファッションではエステにクリニック、そしてヨガスジオなどトータルビューティーのための店舗やトレンド発信地に相応しいアパレルショップが入居しています。
<店舗情報>
住所:88/36 Sukhumvit 55 (Thonglor), Bangkok, Thailand 10110
電話:+66 (0) 2714 9515
営業時間:10:00 – 22:00
Jアベニュー
トンローソイ15に立地し、スクンビットソイ55通り沿いから見えるテントが印象的なこの複合施設は、飲食店が主に入居しており、和食のお店が多くスーパーもあるため、近隣に居住する日本人に重宝されています。カフェなどは地元タイ人客の利用が多く、平日のランチタイムには周辺で働くビジネスマンやOLの姿を多く見かけます。
<店舗情報>
住所:323, 323 1-3 Sukhumvit Rd, Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
電話:02 660 9000
営業時間:10:00 – 22:00
ザ・コモンズ
2016年にオープンしたフードコート&ショッピングモール。コンクリート打ちっぱなしの外観に、吹き抜けになった館内は階段状になっており、そこにお店があるというハイセンスな構造になっています。人気は1階にあるフードコート「マーケット」で、複数の飲食店が集まりバンコクでも人気のレストラン・カフェが出店しているのでグルメのトレンドを味わうことができます。2階から4階にレストランやショップが入っており、カフェ好きには最高のフードモールとなっています。
<店舗情報>
住所:335 Sukhumvit Rd, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110
電話:089 152 2677
営業時間:8:00 – 1:00
トンロータウンセンター(SFタウンセンター)
BTSトンロー駅から徒歩10分くらいの場所にあるトンロータウンセンターは、敷地内にカフェやファーストフードなどが集まっており、トンローの中でも広くおしゃれな内装で人気店舗のスターバックスや、トップスマーケットが入居しています。特にトップスマーケットはこの周辺では一番大きなスーパーです。
フィフティーフィフス・トンロー
BTSトンロー駅から徒歩5分くらいにある飲食モールです。餃子の大阪王将や、中華系タイ料理の世華(シーファー)などバラエティに富んだ店舗が入居しており、家族からビジネスマンまで幅広い層に利用されています。
メイズトンロー
2015年にオープンしたトンローソイ4にあるライフスタイルモール。THE COFFEE CLUBや和食のお店などが入居しています。
72コートヤード
Jアベニュー前にあるコンテンポラリーな外観の72コートヤードはパブやレストランなどが入居した食事やお酒を楽しむことができるアーバンフードセッティングです。
スクンビットソイ55からのびる主なソイ
日本人居住区の中心ともいえるトンローのスクンビットソイ55からは両脇に位置するプロンポンとエカマイへ通じるソイがいくつかあります。
トンローソイ10
エカマイのスクンビットソイ63へと抜けることができます。この通り沿いにはバンコクのドン・キホーテのドンドンドンキが入居するドンキモールトンローがあります。また地元の若者が集まるクラブが集まっているのもこの通りです。エカマイ側からは通りの名称が変わりエカマイソイ5となります。
トンローソイ13
トンローで最も日本を感じるソイといえばこのトンローソイ13でしょう。日本村という日本食の飲食店が多く入居する複合施設があり、手軽に日本の味を楽しむことができますので、トンローに住んでいなくても日本村で食事をするため来られる方も多いことでしょう。
このソイを西に真っ直ぐ進むと、日本語の通じるサミティベート病院があるスクンビットソイ49に突き当たります。同ソイからはプロンポンに抜けることができるソイプロムシーと繋がっています。
トンローソイ20
エカマイのスクンビットソイ63へと抜けることができます。スクンビットソイ63の高速道路入り口に近い場所に出るため、車でバンコク郊外へ通勤される方には便利なロケーションです。エカマイ側からは通りの名称が変わりソイエカマイソイ21となります。
スクンビットソイ55の公共交通
スクンビットソイ55の名物バスと、このエリアならではの公共交通についてご案内いたします。
赤バス
スクンビットソイ55にはトンロー名物といえるバスの通称「赤バス」があります。BTSトンロー駅に近いバス停からセンセープ運河手前まで早朝から夜まで往復運転しています。エアコン無しで、運賃は8バーツと安く移動できる交通手段です。
モータサイ
細かなソイが多いスクンビットソイ55はモータサイが活躍します。BTSトンロー駅の近くをはじめ、通りの各所にモータサイ乗り場があります。渋滞でも車の合間をぬってスムーズに移動できますが、接触事故や雨の日のスリップ事故などあるため頻繁な利用はおすすめしません。
センセープ運河ボート
赤バスのペチャブリー通り側の終点のすぐそばにセンセープ運河ボートの乗船場があります。このボートを利用すれば、セントラルワールドや伊勢丹のあるプラトゥーナムまで渋滞を気にせず15バーツ程度で安く移動できます。水の都バンコクを満喫できる水上交通です。
まとめ
トンローはこのスクンビットソイ55を中心とした町で、バンコクに初めて住むことになった日本人駐在員の多くの方はこの通りからバンコクを知っていくことになるといえます。
長くバンコクに住んでいる日本人にとっても不動の人気であるトンロー。スクンビットソイ55周辺は物件が多いので、お部屋探しの際は多くの候補物件が見つかることでしょう。